しとしと落ちる

創作、雑多、日記

木枯らし。

■痒い話。

 私は7時間以上睡眠をとらないと、朝に頭がぼんやりするタイプだ。7時間でも寝足りないかもしれない。欲を言えば8時間以上は寝たい。頭が冴えないのならまだいいけれど、疲れが溜まって色々なところに顕著に現れる体質。1年前、夜中にひどい痒みで寝られず発狂しかけて、翌朝に頭皮や耳たぶまで蕁麻疹が現れた。麻雀による寝不足の為、中度の蕁麻疹になったのだ。

 また最近(というかたまになる)では、膣カンジタにもなった。膣カンジタ。女性なら経験したことがある方もいるかもしれない。人間なら誰もが持っているカンジタ菌というカビがなんらかの要因によって増殖する病気。私の場合はやはりこれも寝不足であった。もう痒すぎてこちらもまた発狂しかけていたが、自然治癒では今回辛抱たまらず、産婦人科に行った。率直に冷徹にハキハキと真実のみを仰る医者先生から「カビが生えてるわ、すぐ治るわ」と言われ、膣内を洗浄、薬をはめられた。質問に受け答えしている間に終わった。10分もしないうちに痒みがなくなったので、早くここに行けば良かったと、男性に大股を広げる羞恥心も感じさせぬてきぱきとした治療後、満身創痍のなか放心状態になりながらも思ったのである。こんな経験を得て分かったことは、私は、疲労が溜まると体のどこかに痒みが出やすい体質なのだということ。

 では一体何に疲れているのか。これが自分でもわからないが、特別これといった要因があるわけでもなく、結局はただの寝不足(それでも普通の社会人からしてみれば割とよく寝ている方なのですが)によるものだと思う。

 よって、22時には布団に入る様にしているのだが、それでは平日の仕事終わり、家事や炊事やその他もろもろの事をしている私にとって、私だけの時間なんてものは存在しているのだろうか。一息ついたときには、就寝時間まで1時間きっている!なんてこともある。眠って疲れを取りたいのに、その睡眠時間によって自分の時間が失われていく悪循環…!!!もうどうすればいいのかと、平均睡眠時間5.5時間(よかせ調べ)の主人に聞くと、「寝たら明日が来るから、俺は寝ない」という非常に参考にならない答えをいただいてしまって苦笑いしかできないでいる(ちなみに主人は私より遅く寝て、私より遅く起きている)。結局、私は自分の時間より睡眠時間の方が貴重であり、主人は自分の時間の方が睡眠時間より優先されるべきものだという、個々の違いというありきたりな答えしか出なかった。南無。