眠る毒

 

  明日への期待が無さすぎた。いつも通りの日々。朝方のベランダ、散歩している人たちを見下ろしては、指で作った丸で彼らを囲む。私たちは今、繋がっている。

 

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  はじけとび、散っていく様を綺麗だと言う。音の割に繊細な完成品は、一瞬で、けれど永遠に心に残っている。

  最近眠れないことが多い。眠れても、何度も目を覚ましてしまう。私の頭の中に何かが住み着いている、とすら思う。でていけ、でていけ、と頭を叩くけど彼らは息を潜めてこっちを見ている。

 

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 恋人とのセックスを録音して、誰もいない時に聞いてみる。私の知らない私の声。余裕のない感じ。もうひとりの自分。ああ、変態だ。と思うと自分の中に何か決してゆるぎないものがあるのだと錯覚する。私は変態やねん、なぁ、変態やねん!