夏の匂い

 時をかける少女を観て、やっぱり泣いてしまった。

 私がまだ小学生だったころ、テレビで放映されていたのを見て以来、この作品が好きだよ。青くて広い空、真白な制服、がむしゃらに走る主人公。どれもこれもが眩しくて、輝かしい。

 

 耳の奥をくすぐるような、小さい風鈴の音が私は好きだ。

 たまたま立ち寄った喫煙スペース。

 風に乗って漂う白い煙を見つめながら、その音をただ聴く。

 ああ、夏だ。

 夏がきてしまった。

 

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