とびきりの休日

 

 

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 休日はとびきり自分を甘やかしておきたい。美味しいものを好きな人と一緒に食べて、眠たいときに寝て、すっきりと掃除をして、甘いものを食べる。それだけで心が安らいで、満たされた感覚になる。いや、感覚じゃないな。実際に満たされているのかもしれない。簡単なことで幸せになれる。

 新しく買った小説を、今日から呼んでいく。私は小説を読むのが好きで、その世界に浸っていることも好きだし、本を読んでいく、お話や登場人物と向き合っていく時間も好きなのだ。小説によっては考え方の違いに気づかされることもあるし、人生をどう生きていくかのアドバイスを知ることもできるし、受け入れられない結末に心動かされることもある。もちろん、こんなバカな話があってたまるかと、途中で投げ出すことだって容易にできる。小説なのだから。

 ソファベッドに寝転んで本を読んでいくうちに、だんだん目蓋が重くなる。そういう時は無理をしないで、そっと本を置いて、うたた寝をする。起きたらすでに窓の外は真っ暗で、夕ご飯の時間を少し過ぎていることもあるけれど。そんな日もあっていい。

 恋人と会って、甘いセックスをして(べつにハードでもいいけれど)、熱々のお風呂に浸かっていると、本当に幸せを感じる。ラブホテルの泡風呂は、最初は楽しいのだけれど、だんだん泡が邪魔になってきてしまう。本当よ、最初は楽しいの、最初は。しびれるぐらいの熱い湯。はぁっと深く息を吐いて、汗をしっかりかく。目を閉じて、くたぁっとなった体を休める。頬に張り付いた髪の毛から雫が垂れる。ああ、ずっとこうしていたいな。こうしていたい。