煙たい、夕方

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  悲しいけれど、私にはどうしても耐えられない時間がある。それはいつやってくるのか、どういうときにやってくるのか、本当によくわからない。自分の体と心と頭がおかしくなって、勝手に泣いたりいじけたり笑ったり、何かと忙しい。忙しいのに自分がついていけないから、そのまま消化できない辛さが次の日に響いてくる。誰も私を見ないでほしい。そんなことを思っているのに気にかけないで。私は、私が必要だと思う人間に愛されたいだけだから、他は正直、どうでもいいんだよ。

  愛されたいけど、私みたいな人間はいい人を気取っている本物のクズだから、愛されることはないと思う。何かと人間に優しくあたっておいて、実はまったくなんの感情も抱いていないことが多い。それに心を許して近づいてきたり、知り合いになりたがったりする人間がいるけれど、私は彼らの欲しがってる言葉を選んでいるだけだ。私の場合、「みんな好きで、みんな嫌い」だからしょうがない。愛されないでいいから、ちょうどいい距離を保って、私に振り回されてほしい。

 

  頭が痛くて起き上がれず、あわよくば全部吐いてしまいたい衝動に駆られて、殴られるような痛さに耐えて家に帰ると、不思議とましになった。あんなに苦しかったのに、嘘だったのかな。仕事だったから疲れていたのかな。人より全然動いていないし、働いてもいないのに、疲れているだなんて。気にすることない、と言ってくれる人がほとんどだけど、私はあなたたちに何も返せない。こんなに大事にしてくれているのに、返せるものが何もない。

  できることだけやればいい。それだけでいいと言ってくれたので、私はどこか違和感を抱えたまま職場に行く。そこに行くだけでいい。私の居場所は絶対にあるよ。大丈夫。