つまらないね

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 雨ばかりでさ。

 だけど袋をあけて、このパンを見たとき、「ああ、可愛い」って言葉が口から自然と出てきた。それだけで、希望に満ちている。私の生活は、希望でいっぱい、キラキラだ。ぜんぶ食べてしまって、この笑顔が私の体の一部になっているのなら、早く笑えばいいのにって、口角をあげてみる。笑え、笑え、笑え。

 あっけなく、食べ終わってしまった。人生もあっけなく過ぎて、気づけばおばあちゃんで、病室のベッドに寝転んでいて……っていう想像をすると恐ろしい。そこまで人生が続くの?っていう不安と、あっというますぎるでしょうという不満と。矛盾した気持ちになって、なんだか吐いちゃいそうだ。

 困ったことに、ぼんやりと一日が過ぎていく。刺激もなく、毎日が単調で彩りがない。書類仕事に追われる時間も、べつに嫌いではないけれど、気づけば夜が訪れて、今日の私とさよならしなきゃいけない。手を離さなきゃ。昨日の自分に恥じないように、今日を生きなきゃ。ばいばい、「おやすみ」